【python】グローバル変数の参照・更新方法

グローバル変数は一言でいうとどこでも使用できる変数です。
遠く離れた関数の結果を参照したい時などに使用します。

pythonのグローバル変数の使用方法を見ていきましょう。

グローバル変数の使い方

globalを使って宣言された変数はそのスコープの中でグローバル変数として使用できます。
グローバル変数を作成する宣言でなく、もともとソースで定義されている変数を使用できるようにする宣言になります。

global 【グローバル変数名】

グローバル変数の使用例

下記関数は実行する度にフラグをTrueからFalseにFalseからTrueに切り替える関数になります。
実行するたびにフラグが反転します。
反転させたいフラグをグローバル変数に設定して、関数実行毎に反転させます。

1行目: 反転させたいフラグを宣言
3行目:グローバル変数として使用する宣言
4行目:フラグを反転

toggle_flg = False
def toggle_Test():               #実行する度にフラグを反転する関数
    global toggle_flg            #グローバル変数を関数「toggle_Test」で使用する宣言
    toggle_flg = not toggle_flg  #フラグを反転
    print( toggle_flg )

def sample1():
    for a in range(5):
        toggle_Test()

実行結果

True
False
True
False
True

for文では5回ループしています。
関数実行毎にフラグを反転できることが確認できました。

最後に

場所を問わず参照・更新できるグローバル変数は非常に使い勝手が良いものです。
色々な場所で更新をしていると、不具合の元になるので気を付けて使用していきましょう。