【python】何もしない処理「pass」の使い方

2020年6月1日

passは何もしない処理となります。
何もしないのであればプログラムを記載しなければ良いのでは?と思われるかもしれませんが、pythonの文法上の理由から「何もしない処理」が必要になります。

使い方① 空関数をつくる

空関数として実体だけ一旦作成したい時にpassを使用します。
関数の宣言方法として、関数内のロジックは字下げをして記載します。
処理を何もしない時に何も記載しない場合はエラーとなります。
passを使用することで適切な文法にあった空関数の作成ができます。

def sample1():
    pass #何もしない(空関数定義)

使い方② 例外処理のexceptで処理を実行しない

例外を許容しているプログラムの時は例外時に何も処理をしなくない時があります。
文法上の理由からexceptの次に何も記載しないことはできません。
このような場合にpassが使用されます。

def sample2():
    try:
        num = 10/0
        print("0除算でエラーが発生するため、ここは実行できません")
    except:
        pass #エラーが発生しますが何もしません

使い方③ 条件分岐で何もしない時

条件内部の処理を後から作成する場合はpassを使用します。

def sample3():
    num = 10
    if num == 0:
        print("numは0です。")
    else:
        pass #elseで処理をしたくないときに使用