【python】クラスの作り方(基本形)
クラスの基本的な作りを紹介します。
クラスはオブジェクト指向のプログラミング言語で使用されます。
覚えておけば他の言語の学習した時も知識を流用できるため、しっかりと理解しましょう。
クラスの基本構造
class 【クラス名】:
def __init__(self, 【変数】・・・ ):
self.【変数名】= 【処理】
【処理】
def 【メソッド名】( self, 【変数】・・・ ):
【処理】
2行目:「__init__」はクラス生成時に実行される処理
selfはクラス内のデータを参照するのに使用します。
クラス作成のサンプル
サンプルとしてクラス生成時に円の半径を入力し、メソッド実行時に円の面積・球の表面積・球の体積を計算してみましょう。
class Circle:
pi = 3.14
def __init__(self, r ):
self.r = r
#半径(r)の設定
def set( self, r ):
self.r = r
#円の面積(πr^2)
def area(self):
return self.pi * self.r * self.r
#球の表面積(4πr^2)
def surface_area(self):
return 4 * self.pi * self.r * self.r
#球の体積(4/3πr^3)
def volume(self):
return 4 / 3 * self.pi * self.r * self.r * self.r
2行目:固定値pi(3.14)の設定
4-5行目:クラス作成時の初期化メソッド(半径rの設定)
8-9行目: 半径rの設定メソッド
12-13行目: 円の面積計算メソッド
16-17行目: 球の表面積計算メソッド
20-21行目: 球の体積計算メソッド
下記が実行結果になります。
if __name__ == "__main__":
circle = Circle(5)
print( circle.r ) #5
print( circle.area() ) #78.5
print( circle.surface_area() ) #314.0
print( circle.volume() ) #523.3333333333334
print( "半径を10に設定" )
circle.set( 10 )
print( circle.r ) #10
print( circle.area() ) #314.0
print( circle.surface_area() ) #1256.0
print( circle.volume() ) #4186.666666666667
3行目:半径5でクラス「circle」を作成
4行目:クラス「circle」に設定された半径を取得(半径5)
5行目:円の面積の計算(半径5)
6行目:球の表面の積計算(半径5)
7行目:球の体積の計算(半径5)
10行目:クラス「circle」の半径10に変更
11行目:クラス「circle」に設定された半径を取得(半径10)
12行目:円の面積の計算(半径10)
13行目:球の表面の積計算(半径10)
14行目:球の体積の計算(半径10)
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